生前整理アドバイザー認定指導員、おせっかいなお掃除やさんの清水です。
奥能登に工務店さんの依頼で、二人で2日お掃除に行ってきたときのことです。

どこをお掃除したか
住んでいるかたのお話しを聞いて、掃除掃除して欲しいところを全部ということなので
一緒に家の中をみて歩きました。
「私、もうすぐ90才ですの。一人で住んでるからあと1.2年で施設にはいらなくちゃいけないのよ」
と、何度もいいながら、お掃除の箇所を確認していきます。由緒ある立派なお宅です。
まずは窓掃除 木枠の年代物ですが、ここはサッシにできない地域なのだそうです。
手がとどかないところのクモの巣などなど。
二階の窓から見える海
二階から掃除を始めました。海の見える窓にむかってソファーが置いてあります。
真っ白で海がなんとなくしか見えません。
10時の休憩にとバリスタで☕をいれてきてくださり、「まぁ、きれいになって、ここに座って夕陽をみるのが好きなの見てく?」
少女のように微笑みます。
一日目の帰り、能登ワインをいただきました。
「私ワインが好きてすの」
2日目色々なことを話してくれました。
伊集院静氏の”独りで生きる”を読んでいました。
死後の手続きの本を三冊そろえていました。
「私、施設に入るのいやなの。ここにいたいわ」
エンディングノートをかいていました。
お葬式の代金は娘さんにあずけてあること
喪主は息子さんに決めていること
柩の中に
亡くなった旦那様からのたくさんのラブレターをいれて欲しいこと
輪島塗の棗など価値のあるものは、帰省のつど持ち帰ってもらっていること
私が生前整理アドバイザーをしていることを話すと
話が弾みます。
「知り合いになれてうれしいわ。こんな話できる人いないもの。」
お掃除の箇所は、どんどん増えて、
お部屋がきれいになるにつれ、元気になって行く姿に
私たちも嬉しくなってきます。
掃除をしながら彼女から学んだこと
★お願いごとを上手にすること
★ありがとうをたくさんいうこと。
★笑顔が素敵なこと
★素敵な思い出をいっぱいもっていること
★ありがとうを物やお金に変えて渡せること(お金を持っていること)
★田舎にいても情報に敏感なこと
などなど…
生前整理の大切さを
改めて気づかされた2日間でした。
生前整理アドバイザーとして何ができるのか?
たくさんの宿題をもらったような気がしています。
投稿者プロフィール

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笑顔とお住まいをぴかっと輝かせるお手伝い
清掃マイスタ―認定講師、生前整理アドバイザー清水雅美です。
あったかいつながりを大切にします。
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